はじめに
こんにちは、風の子です。
当ブログは、母との共依存関係に気づいた私が、その脱却に向け奮闘する様を記録しています。
今回は、母との共依存関係が作り上げられた原因を探るため、
私の生い立ち⑤(出産後)について振り返っていきたいと思います。
生い立ち④については、以下の記事で紹介していますので、良ければ先にご確認下さい。
妊娠発覚
私は、夫婦仲悪化により実家に居場所を求め、再び母子共依存関係に陥ってしまいました。
しかし、このままでは良くないと頭では思っており、
夫とぶつかりながらも、喧嘩しては仲直りというように、だましだましやっていました。
そんな最中、私の妊娠が発覚したのです。
夫婦ともども妊娠を願っておりましたので、二人で大喜びでした。
夫婦仲再構築
妊娠が発覚してからも度々夫と大きな喧嘩をしては、実家に帰るという生活を続けていた私ですが、
次第に
「これからお母さんになるのに、夫と喧嘩しては居心地の良い実家に逃げている自分が情けない。
両親のように喧嘩ばかりしている親には絶対になりたくない。
きちんと夫と向き合おう。」
という気持ちが出てくるようになりました。
そして夫とともに”夫婦仲良好“を共同目標に掲げ、沢山話をして夫婦仲再構築に向けて努力するようになりました。
そして話をしていく中で、
やはり子供はきちんと私達二人で協力して育てようということを決め、
産後の里帰りは実家に二週間だけお願いすることにし、その後は夫が育休を取り、
私たちの家で夫婦二人で育てるという方針になりました。
産後の里帰り~母への違和感①~
私は無事に出産を終え、実家に里帰りをさせてもらうことになりました。
しかし母は、里帰りが二週間という短い期間だったことに不満そうで、
「産後はとにかく身体を休めることが第一なのに、二週間で帰って大丈夫なの?」
「帰ってから旦那さんはちゃんとしたご飯とか作ってくれるの?」
「職場の皆に里帰り二週間って言ったら、短すぎてビックリされたよ!皆『そんなにすぐ帰ったら大変!娘さん大丈夫なの?』って口を揃えて言ってたよ!」
「お母さんが早く帰って無理して頑張ったら、一番しわ寄せが来るのは赤ちゃんだからね!赤ちゃんのことを第一に考えないといけないよ!」
「私(母)は身体が弱くて、向こうに帰っちゃったらあんまり手伝いには行ってあげられないのに!」
などとあの手この手で、里帰りの期間に反対してきました。
どうしてそんなに娘の里帰りの”二週間”という期間に執着していたのか、母の発言を振り返り
今私が考えられる理由としては、
- 娘と孫が早く帰ってしまうのが寂しい
- これまで散々喧嘩しては実家に帰ってきていた娘が、早く里帰りを終えて大丈夫なはずがないと思う
- 二週間の里帰りは世間一般では短く、周りに色々と言われてしまい世間体が気になる
- もっと長く里帰りしてほしいと暗に伝えているのに、思い通りにならない娘が気にくわない
が挙げられると思います。
しかし、理由は全て母の無意識の中で形成されているものであり、実際には
「私はあなたの心配をしている。あなたのために、もっと長く里帰りした方が良いと言ってあげている。」
という意識だったのだと思います。
ある時里帰り中に、母の知り合いの助産師さんが様子を見に来てくれました。
会話の中で「どのくらい里帰りをするの~?」と助産師さんに聞かれ、二週間であることを伝えると、
「あら、短いね~」と助産師さんが反応しました。
すると母は急に身を乗り出して、
「そうでしょう?!
私だってあんまり身体は強くないから、もう向こうに帰っちゃったらお手伝いにもそんなに行けないって何回も言ってるのに、絶対に二週間で帰るみたいなの。
旦那さんだって料理全然できないのに!」
と食い気味でここぞとばかりに主張し始めたのです。
今まで違和感や戸惑いを感じながらも、なんとか母の「もっと里帰りしろ」攻撃を
「そっか~」「そうだよね~(汗)」と曖昧な相槌でかわしてきた私ですが、
人前でこう言われ、心臓がギュッと苦しくなり、何と言ったらいいのかわからなくなりました。
すると助産師さんが
「二人の子供だもんね~、二人で育てたいよね!」と言ってくれたのです。
共感してもらえると思っていただろう母は黙りました。
その瞬間、私は本当に救われた気持ちになったのと同時に「そう言えばよかったのか!」と目からウロコだったのです。
「自分が二週間で家に帰りたい理由を普通に説明すればいいだけなんだ」
と妙に納得したのと同時に、
“自分の意志をはっきりと母に説明する“という選択肢が私に全くなかったことに驚きました。
まとめ
今回は、夫婦仲を再構築し、産後に母への違和感を感じるまでを振り返ってみました。
出産という大きなライフイベントをきっかけに、今まで流せていた母の言動に違和感を抱くようになり、
そこで”母“に対して”自分の意志をはっきりと伝えることが出来ない私“に気付き始めました。
また、色々と勉強をした上で今思うのは、
母は「私(子供)を心配してあげている」という体(てい)で、
実際には自分の寂しさを埋めるためや、世間体のために私をコントロールしようとしていた
ということです。
このことに気付けたのは、私の脱”いい娘”にむけて大きな一歩だったと思います。
しかし、このことに気付けるのはもう少し先のお話です…。
次回は、産後に感じた母への違和感の二つ目について振り返っていきたいと思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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